アメリカで不妊治療を開始することになってしまいました…!

お金がかかると噂の不妊治療。しかも医療費が莫大にかかるアメリカでの治療。
かかった費用や流れをまとめてご紹介します。
筆者について
カリフォルニア永住組のアラサー日本人。
普段は主にインスタで日用品を無料/格安でゲットする裏技などを発信しています。
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今回の妊活開始時は32歳。(自然妊娠した第一子がいます。
第一子も1年くらいチャレンジして、クリニック相談を目前に出来た子でした。)
1年経った33歳でクリニックに相談をしました。
アメリカでの自己流妊活期
まずは、クリニックに問い合わせる前に行っていたアメリカでの自己流の妊活情報をご紹介します。
排卵検査薬&専用アプリ
以前は、生理日管理で使っていたルナルナが予想した排卵日を目安にタイミングをとっていましたが、排卵検査薬を使ってみるとアプリの予想日と実際の排卵日がかなりズレていたことに気づきました。
排卵検査薬は50本で15ドルくらいと割とお手軽です。
はじめはアプリと連動した公式の商品を買っていましたが、途中からどの商品でもアプリは読み込んでくれることに気が付いて、それからはAmazonで一番安い排卵検査薬を適当に買っています。
🔎今はこの排卵検査薬🔎

アプリは、Premomを使っています。
アプリ上で排卵検査薬の写真を撮ると、数値化してピークを教えてくれます。検査線の濃淡って読みづらいので、数値に換算してくれるのがめちゃくちゃ助かります!
生理日や排卵日の予測・管理、仲良し日の記録、メモ機能など一通りを無料で使用できます。
🔎公式サイトはこちら🔎

セルフシリンジ法
「自宅人工授精」とも言われる「セルフシリンジ法」。
男性が容器に出したものを、シリンジで女性に挿入します。旦那が夜勤でタイミングが取れないことも多いので、手っ取り早くタイミングが取れるシリンジ法をほぼ毎月活用しています。
妻の作業は、5分(+安静5分)くらいで終わるのでとっても簡単!
新鮮なうちに行えれば、通常よりも妊娠率が若干下がるか?下がらないか?くらいしか変わらないと言われているそうです。
🔎使用しているシリンジ🔎

これ、めっちゃ細いです。細めのストローくらい細い。
挿入するときも細すぎるのであまり感じません。ただこのサイズだと1回の作業で何本か必要になって面倒なので、倍量くらいでもよかったかなと思います。倍量でも傷みなく挿入できると思います。
🔎使用しているローションはこれ🔎

シリンジを挿入するときは、ローションをつけます。
普通のローションは妊娠率を低下させる可能性があるので、妊活専用のものを使う方が良いらしいです。
Prenatalサプリ
サプリ大国のアメリカ。「Prenatal」と呼ばれる妊活サプリも充実しています。
Targetのプライベートブランドが安かったけど、あえてブランドは決めずに、複数のサプリを試しました。1つのサプリを飲み続けると、足りない栄養があったり、万が一リコールがかかったりしたら不安になるなぁと思ったので。
クリニックへの問い合わせ
1年ほど経っても妊娠しなかったため、産婦人科医宛てに「不妊治療を考えていること」を連絡しました。第一子出産時にお世話になっていた産婦人科医は移動していたため、新しく医師を選びました。プロフィールが読めるので不妊について言及している方(一人しかいなかった)をチョイス!
担当産婦人科医 ⇒ 不妊治療専門家へ

「不妊治療しようかなって思ってます」
メッセージ例:I am interested in seeing a doctor regarding fertility concerns. I would like to schedule an initial consultation to discuss possible evaluations and treatments.

「まずはナースとお話してね!」
アメリカではドクターに診てもらう前に、ナースの方とお話することが結構多いです。
今回も不妊治療に進むべきかどうか、聞き取りがあるようでした。

不妊治療をご希望ですね!
・生理は周期的に来ていますか
・タイミングは取っていますか
・どのくらい妊活を続けていますか
・過去に不妊に関わる検査を受けたことはありますか
これまでの妊活について聞かれました。
私からは、「排卵検査薬を使って排卵を確認し、タイミングをとっていること」
「Prenatalサプリを取っている」ことを追加で答えました。

やるべきことはできてますね!
不妊治療専門家に繋ぎます。
どうやらOKサインをいただけたようで、いよいよ不妊治療専門家(Specialist)に紹介状(Refferal)を出していただきました。
不妊治療専門ナースと電話アポイント
不妊を専門にしているナースの方と電話でお話します。旦那と二人で参加するように指定されました。

ちょっと聞き取りした後に今後のスケジュールを案内するね。
・生理は周期的に来ているか
・タイミングは取っているか
・どのくらい妊活を続けているか
・過去に不妊に関わる検査を受けたことはあるか
・血液検査をするのでオーダーしておくね
・遺伝子検査を希望するか
・卵管造影検査をおすすめする
・次の生理が来たら、スケジュールを組むから電話をして
・保険でカバーされるか事前に確認すると良いよ
聞き取りされた内容は、前回ナースさんに聞かれた内容と重なっていました。
今後の流れとしては、ドクターに会う前に一通りの検査を進めていくようです。
正直、検査の名前など英語で言われてもよくわからなかったのですが、メールでも案内してもらえると言われていたので聞き流しました😂
届いた案内メールの内容
①FSH、E2、AMHなどの基礎検査を受けましょう
②卵管造影検査をおすすめします
③Questionnarieに回答してください
④保険のカバーについての問い合わせ先
検査系は、予約先の電話番号が書かれており自分で予約しました。
Questionnarieは、これまでの生理や妊活についてより詳しく回答するもので、妻と夫のパートがあり、それぞれ回答しました。
番外編:保険のカバー範囲の確認
実際に検査を進める前に、保険のカバーについて確認しました。
あまりに高すぎるならもう一度考えたかったので…
実は最初に産婦人科医にメールをする時点で、既に連絡したのですが、

「Kaiserは不妊治療はカバーしません」
と、私の保険情報を調べることもなく言われていたのです。
でも、Kaiserで働くナースが「保険範囲を確認して」っていうんだから、「保険適用の人もいるんじゃ?」って疑いを持っていたんです。
先ほど貰った案内メールに、具体的な検査名&不妊治療カバー範囲専用の電話番号?が載っていたので再度チャレンジ!
教えてもらった結果、、
After applying your benefit, your estimated costs associated with commonly ordered infertility services are:
・Fertility office visits(外来受診): $35
・Fertility laboratory(血液検査など): $Fully covered
・Saline Instilled Sonogram(エコー検査): $100
・Fertility imaging (X線など画像検査): $Fully covered
・Fertility outpatient surgery(外来手術): $100
・Fertility hospital inpatient care(入院): $250

最初の電話対応した人、反省せぇ。
その後話したドクターにも「(旦那の会社)は不妊治療にとても良いカバーがされるみたいよ」と言われるほど、かなりカバーされることが分かりました。
今回案内された基本検査は、殆どが血液検査なので全額カバーされるみたいです。
基礎検査の開始
基礎検査(血液検査、卵管造影検査)
問い合わせの後の次の生理日から検査がスタートします。

生理が来たんですが…

生理日2日目に血液検査、
その一週間後に妊娠検査、
翌日に卵管造影検査を予約しましょう
薬を出すので卵管造影検査の前日から5日間飲んでね
「この日にこれをして」が多くて、スケジュール管理が必須です。
ちょうど旦那が休みの日に重なったので助かりました。子連れで、預けられる人がいない私にとっては、タイミング命の不妊治療はスケジュールの運ゲーになりそうです。
血液検査は、10本以上採られました🫠
行く方はたくさん水分を取って行ってください!
痛いと悪名高い卵管造影検査は、前日からDoxycyclineという抗生物質を飲み、1時間前には痛み止め800mgを飲んで臨みました。(ちなみに日本での最大量600mgとされているそうです!)
卵管造影検査とは…
英語では”HSG”と呼ばれています。
膣にクスコを挿入し、広げた状態で軽く洗浄。子宮の入り口に細いチューブを挿入します。チューブにはバルーンがついており、それを膣内で膨らませることで、その後入れる造影剤が漏れないようにします。造影剤を子宮から卵管へ流し込むことで卵管につまりがないかを確認する検査です。
「バルーンを膨らますとき」と「造影剤を入れるとき」が痛いポイントらしいのですが、私は最初のクスコを入れるときが痛かったです😭(クスコは子宮頸がん検査と同じ感じです。)逆に「バルーンを膨らますとき」は全然わからず、「造影剤を入れるとき」は「まぁなんか液体が入っているなぁ」くらいしか感じなかったです。

「物を挿入するんだから、入り口を自分でほぐしてから臨んだ方が痛みが少ないんじゃね?」って思ってたんだけど、面倒でやらなかったんだよねぇ。やってたらほぼ無痛だったと思う。
造影剤には油性と水性があるのですが、私は水性でした。水性の方が体の負担が少ないそうですが、検査後の”ゴールデン期”(卵管が通って妊娠しやすくなる期間)が短いそう。
検査台に寝転がって造影剤を入れてもらったら、そのままシーツを引っ張ってレントゲン機械の下へ移動させられ、正面・左・右に向いて撮影をして終了。全部で5分ちょいだったと思います。(日本だと器具を挿入した後、レントゲン室へ歩いて移動するみたいです)
痛みが少なかったこともあり、すぐに歩いて退室し、自分で運転して帰宅しました、その後数日は、でかいものを無理に突っ込んだ後のような軽い痛みがありました。(さっきから直接的な表現が多くてすみません😂😂
男性側の検査
旦那と一緒に参加した不妊治療専門ナースと電話アポイントで、旦那にも検査がオーダーされました。男性は、血液検査と精液検査の2つでした。
第一子の時にも、なぜか先走ってこの検査を受けに行った旦那。当時は問題ない数値だったのですが、今回、めちゃくちゃ数値が悪かったです。

正直、旦那に原因があるって聞いて肩の荷が下りました(性格悪い…😂
旦那氏、再検査です。再度、精液検査をしますが、1か月空けなければならないため、一旦ここでストップ。
【読み飛ばしていい愚痴】
何が最悪かって、旦那氏前回のアポイントで検査をオーダーされたのに1か月以上放置していたんです。私の検査が全て終わって初回カウンセリングの予約をしようと電話したら、「旦那さんが終わってないよ」と言われ、尻を叩いたのに2週間くらい経ってやっと検査に行ったら、再検査ぁぁぁああああああ🤬🤬再検査の結果が出るまで全てストップするので、周期でいうと2周期が無駄になります。ああああああああ
ドクターが生活習慣を聞き取りし、
・Hot tubの使用禁止(ジムにあるホットバスに週3,4入っていた)
・Penの使用禁止(電子タバコみたいなやつ
・サプリをとる
などと言われてました。
ほぼ自然妊娠が難しい数値になっているらしいです。前回数値が良かったという過去があるので、今回のコンディションが悪かっただけなのか、次回のテストを待つしかありません。。。
つづく…

