当サイトはAmazonアソシエイトに参加しています

【2024年版】アメリカの確定申告 Tax Return(タックスリターン)を自力でやってみた!

タイトル

 日本にいたころは会社員だったので自分で確定申告なんかしたことなかったのですが、アメリカで生活する今、フリーランス(業務委託)として働いているので自分で経費の計上やらなんやらやらねばなりません、、😭

数字苦手女が税金に挑む記録です👀

タックスリターンの参考にする前に知っておいてほしいこと

 大前提として、これは法的知識はないけどお得を愛するあまり自力でタックスリターンがしたいインスタグラマーぽんが四苦八苦しながら提出する過程を綴ったものです。

 記載している内容が正しいとは限りませんのでお気を付けください!ブログ作成後に専門家にチェックに出したり、内容を変更したりするかもしれません。本人また配偶者のビザやお仕事内容、子供の数、持ち家かどうかなどでも申請内容は大きく変わってきますので参考程度にしてください。ネット上の情報で信じていいのは公式のInstructions(説明)だけです!

ちなみにアメリカの専門家に同じ資料を渡しても、人によって解釈が違うためか同じ結果にはならないらしい😂もう正解がなんなんだか、、笑

タックスリターンをするならプロ?自力?

タックスリターンは「プロにお願いする人」と「自力で出す人」の2パターンがあります。

①プロにお願いする

申請が複雑な人や制度がわからない人は専門家にお願いできます。
私は過去「H&Rブロック」というアメリカでポピュラーな税務申告サービス企業と、「日本人の税理士さん」の2か所にお願いしたことがあります。

値段は400ドル程度。メールや対面で疑問点をやり取りをしながら進められます。

②自力で提出する

「Turbo tax」のようなアプリやオンラインで自分でも申告できます。
企業に勤めていてW-2だけ、というようなシンプルな申請であれば無料で利用ができます。プロのアドバイスが欲しい場合は有料プランを選択することもできます。(50ドルほど)

Turbo taxは私のようにフリーランスでやっている方は有料プランが必要だったので、色々調べて、freetaxusaを使いました。

自力でタックスリターンする前に行ったこと

 実は1年目、2年目は大人しくプロに任せました。3年目から自分で申請しています。

 プロに任せると提出書類のコピーをもらえるので、自分の条件で何を出すべきかわかります。また、経費に申請するものの条件など、関連する不明点を聞くこともできるので勉強代&申請代だと思えばありかと思いました。(丸投げではなく、不明点や判断基準を積極的に質問しました。)3年目以降はプロが作ったものを見返しながら申請したので、これらがなければ自分で一から申請は無理だったと思います。

 1年目は日本人の方、2年目はHRブロック(HR Block)というアメリカで有名なタックスリターンヘルパーにお願いしました。

File Taxes Online or In Person with H&R Block® Tax Services
Easily prep & file your federal tax return with H&R Block to maximize your refund. No matter how you choose to file taxes this year, our services are guaranteed...

料金は、FederalとStateの両方で400ドル前後でしたが、日本人の方が100ドルくらい高かったかな?ただ日本の銀行口座がある人や日本からの収入がある人特有のものについても漏れずに案内してもらえたので安心感がありました。HRブロックの人は、こちらからFBARについて伺っても「それ何?」的な反応だったので、こちらが1年目だったらかなり不安だったと思います。

 ミスがあった際にヘルプしてもらえるオプションもあるとはいえ、結局は自分の申請なので、自分が納得して申請できるのが一番です。今後自力で申請したいと思う人こそ、1年目はプロにお願いして不明点を質問するのもいいかも!

1年目、2年目のタックスリターンで出した書類

 1年目と2年目で、提出書類が異なっていました。生活スタイルや条件の変更があったりなかったりしたのでそれらが反映されたのかもしれません。旦那の仕事も地元の個人企業→全米にある上場企業へ変わるなど大きな変化があった2年でもあります。

日本人税理士HRブロック
・Form 1040
 Schedule 1
 Schedule 2
 Schedule C
 Schedule SE
・Form 8995
・Form 8829
・Form 1040
 Schedule 1
 Schedule 2
 Schedule 3
 Schedule C
 Schedule SE
・Form 8880
・Form 8895
一部省略しています

 プロが作った書類で重複しているものは「おそらく今年も出すんだろうな」とわかるので、そこは要チェックです。逆に「なんで今年はあって去年はなかったんだ?」と思うフォームがあれば、フォーム名で検索して何のためのフォームか調べましょう。理由がわからなければTaxシーズンが終わる前に担当の方に理由を聞いておくと次年度以降に助かりますよ!

よくわからん!という方はまずForm1040からスタートしましょう!

実際に自力でタックスリターンを進めてみよう!

 さて、ここまででなんとなくアメリカのタックスリターンの仕組みは理解できましたでしょうか?それでは実際にタックスリターン申請を進めてみましょう。

自力でタックスリターンを進める場合、アプリを使用するのが主流です。アプリに「家賃収入はありましたか?」などの質問がでてきて、Yes,NOを選択すると、必要な情報を聞き出してくれ、フォームを埋めてくれます。

この方法、簡単だけど、タックスリターンの全体像が理解できないぞ…

と感じた私は、政府が配布しているフォームに直接自分で入力をしていくことにしました。
(「とりあえず簡単に済ませたい」という方は、アプリから提出すればよいので、ここから先は読まなくてOKです👍)

タックスリターンの入力用フォームはどこから手に入れる?

 IRSの公式サイトからダウンロードできます。
https://www.irs.gov/forms-instructions

Form 0000(入力用フォーム)」というボタンと
Instruction For Form 0000(フォーム0000を入力する際の説明」を探しましょう。
基本的な情報はこの入力用フォームと、説明書を読めばできるようになっています。

「Form1040」が一番基本的な税務申告書だそうです。
この方法だと、自分に関係ない控除入力欄なども見れるので、「将来、家を買ったらこういう控除ができるのか」「自営業だと他にこういう控除項目があるのか」など色んな気づきがありました!

また、「ここの数値を増やせば、ここの数値が変わるのか」など数字同士の繋がりも見えてきて、大変勉強になりました。

タックスリターンフォームの基本的な入力手順

政府は「絶対にプロを使え」とは言っていないので、一生懸命書類を読めば一般人でもできないことはないくらいには説明書が用意されています

説明を読みながら上から順番に埋めていく

Form 1040を例に出して説明していきます。
フォームを用意したら、名前や誕生日など上から順番に埋めていきましょう。

💡わからないところは『Instruction』を参照

see instructions』の記載がでたら、説明書『Instruction For Form 0000』を確認します。

Form1040の入力欄

これは『Dependents』の項目なので、説明書で『Dependents』で検索します。(※Ctrl+Fで検索できます)

Dependentの説明箇所

説明書は、入力フォームの項目の順番に並んでいるので、順番にたどっていけば該当の項目はすぐ見つかるはずです。『項目名(例:”Dependent”)』や『項目番号(例:Part1、12)』を目印にしましょう。 

💡指示に従って入力欄を移動する

入力を進める中で、条件によって入力欄を飛ばしたり、別フォームに飛ばされるパターンもあります。

説明文を読んでいくと、『Aパターンならここへ記入、Bパターンならここへ』といった指示があるのでそれに沿って必要事項を記入します。

必要な数値の算出に別途計算式が必要な場合は、Form1040上で別フォームを指定されることもあります。その場合はまず別フォームで算出しましょう。例えば、下記の場合なら、『Schedule A』というフォームで計算される数値が求められています。

指定のフォーム(Schedule A)を検索し、必要事項を入れ、数値が算出できたらまたForm1040に戻ってきて記入します。

こんな感じであっちこっち飛ばされますが、Form1040を基本に、上から順番に進めれば問題ありません。

 過去の申請を見ていると、基本的に数値は四捨五入して小数点以下は不要のようです。

 前年プロにお任せしたコピーがある人は、大きな変更がなければ同じものを同じ欄に入れるだけで埋めることができたり、今年度の数値算出のヒントになるので、過去のものを並べて用意しておきましょう!

何から取り掛かればいい?

 一般的には、「Form1040」を基準に進めていき、指示があれば必要なフォームへ飛んで、数値をだして、またForm1040へ戻って来て、、という進め方になります。

ただし私のような個人事業主の場合は、入ってきた収入から経費を引いた利益額を先に算出しないといけないので、Schedule Cというフォームから取り掛かるのがスムーズでした。

各フォームに取り組んだ記録(作成中のもの)
・Schedule 1
・Schedule 2
Schedule C
・Schedule SE

 フリーランスの方はScheule C→Form1040の順で取り組みましょう!schedule Cなど他の書類も今年ぼちぼち説明記事を更新していく予定です!