アメリカで第一子出産記録【アメリカ×無痛分娩×緊急帝王切開】

2022年8月にアメリカで第一子を出産しました!

第一子でわからないことだらけなのに、慣れないアメリカでの出産ということでさらに不安。
当時はたくさんの出産記録を読み漁ったので私の記録もそういった方のお役に立てればいいなと思っています!

(産後に書いたものなので、いつもに増してとっ散らかった文章となっております🙇‍♀️)

夜中の破水

私の出産は、破水から始まりました!

前駆陣痛は殆どなく、予定日当日にも何の兆候もなく、、
早く産みたかったので、散歩に行き、雑巾がけをしてアメリカ人の夫にドン引きされたのを覚えています。笑

妊娠中はシャワーを浴びるのも億劫で1日おきになったりしていたんですが、予定日近くになってからは、急に出産になってもいいようにシャワーだけは気合で入るようにしていたので、その日も軽くシャワーを浴びて就寝。

12時ごろに布団に入ったのですが、1時頃に不快感で目覚め、ちょっとお腹いたいかなーと思っていたら1時半ごろに「プチン」という音がお腹の中で響きました。

「あ、破水かも」と思い、トイレに向かったら案の定何か漏れていたのですが、これが破水か判断できず、、とりあえずナプキンを挟んで、少し歩き回りその後も水が漏れてくるかを確認。やはり明らかに水が漏れていることを確認して、夫を起こしました。

この時点では痛みは殆どなく、腹ごなしにおにぎりを食べたり、入院バッグに当日追加するものを詰めたりする余裕もあり。

病院に電話したところ、「いつ生まれるか分からないし、声の感じから全然大丈夫そうだから、そのまま寝て様子をみて」と言われてしまい、、、

日本では破水=入院だと思っていたので、入院させてほしかったです😭

言われた通り再度眠るため、夫と二人でベッドに戻りましたがお腹を壊したかのような軽い腹痛があり、寝れず、トイレに座ってしばらく過ごしていました。

腹痛はありますが全然耐えられる程度。
測ってみると時間は10分おきくらいに規則的にきていました。

病院へ

痛みに耐えられず予定外の病院へ

3時頃に「これはヤバい」という腹痛に代わり呑気に寝ている夫をたたき起こして病院に向かいたいと伝えました。

保険はKaiserに入っているのですが、うちの近所の提携病院は2つあり、
一つはカイザーの病院。
ネットワークもつながっているので色々と安心です。ただし車でハイウェイを使い30分。通勤通学の時間は結構渋滞します。

もう一つは下道で20分。渋滞も起こりづらいし、下道でも20分程度なので距離的にもかなり短いです。

妊娠中には、カイザーの病院にしようと夫と話していたのですが、いよいよお腹が痛くなってくると30分も待てる気がせず「少しでも近い提携病院に行く!」と叫んでいました。笑

車に乗るころには陣痛は3分間隔。座っていられない痛さになっており、かかとの上にお尻を置き、体重をかけて押すと楽だとインスタで見たのを思い出したので、靴を脱いで座席の上でゴソゴソ。

私には合わなかったのか全然痛みは楽ならず、色んな体勢を試してゴソゴソ。

旦那の方がパニックで、道路のでこぼこで車が跳ねる度に謝ってきたのですが、もう車が跳ねようが跳ねまいが痛かったので全然気になりませんでした!

頭のどこかでは冷静で、「この痛みがまだ数時間続くんだ」と思っていたので「大丈夫だからゆっくり安全運転で」と痛みに耐えながらも夫を落ち着かせて。

予定していなかった病院に向かったのでどこに車を止めればいいかわからず、ERに向かう夫。
ここじゃないと言われ、しかも夜間なので殆どの入口は閉まっていてさらにパニックに。笑

何とか正しい入り口を探し、取って来てもらった車いすに乗せられて院内へ。コロナもあってか、旦那は入れず、看護師さんにバトンタッチ。

痛みに耐えながら住所とか聞かれて、アンケート的なの答えてから最初のお部屋へ連れていかれました。Kaiserの病院に行っていたらここは必要なかったのかも?

待機部屋

ベッドが2つあり、一つには既に誰かいるようでしたがその方は全然痛そうではありませんでした。

一方私は陣痛が来るたびうなっていて、採尿できるか聞かれたのでトイレに向かうもトイレ内で崩れ落ちてヘルプボタンを押す始末。

抱えられながらベッドへ移動して、服もほぼ着せ替えていただいて、今思い返すと本当に申し訳ない・・・

採血したり、お腹に何か付けられたり、されるがまま。なんかわからないけどすっごいガタガタ震えてました。

「痛み止めとか使いたい派か?」と聞かれたので「Anything!」と答えたら看護婦さんたち笑ってましたね。。

「痛いねー、一人目?男の子?女の子?」って優しく話しかけてくれて「この状況で世間話?」って思ったけどこの後何時間もかかるってわかってるから通常運転なんでしょうね。

この時点で子宮口5cm。

「めっちゃ進んでるじゃん。あの電話口のヤツ。だからあの時点で病院向かっとけばよかったじゃん。」って最初に電話したところのお姉さんを心の中で怨んでました。笑
(どれだけ進むかなんてわからないからしょうがないんですけど。)

部屋の準備ができたとのことで車いすに乗せられて移動。
この間も椅子に座ってることができず、モゾモゾバタバタして落ちないか看護師さんが心配そうでした。

個人部屋へ移動 夫合流

こちらの部屋に移ったところで旦那も入ることが出来ました。痛いのに自分で連絡してって言われてここでも内心一人で切れてました😂

看護師さんたちもたくさん入ってきて、足の下にシーツ敷いたり、何か管つけたり、また採血されたり、コロナのテスト鼻に突っ込まれたり、、

無痛を希望していたので麻酔待ちなのですが、麻酔をするには血液検査の結果が出ないといけないらしく結局3時頃から痛み出して、6時くらいまでは陣痛と戦ってた気がします。(もう記憶もあやふや)

陣痛を経験したのが3時間くらいなので良くわからないのですが、いきみたい感覚、何もしなくても力が入ってしまう感覚というのは一度だけ経験しました。

全然逃せなかった。。力入れたほうが楽なんだもん。。笑

日本のお母さんはあれを何回も経験して何時間も耐えているのかと思うと本当に頭が下がるし、自分には絶対無理だなと思いました。

麻酔で痛みレベル0~1へ

麻酔をするときは夫は部屋を出ないといけないらしく一旦退室。
体勢が悪かったのかなかなか血管が見えずちょっと時間がかかりました。

陣痛に耐えながらでかいお腹を丸めるのが辛かったですが、これやらないと麻酔が効かないとわかっていたので必死に耐えた!

麻酔を入れてからは本当にすーっと痛みが消えていきました。
麻酔すごいですね。本当おススメします。

モニターに痛みの度合いを示す数値が表示されるのですが、特に高くなると若干痛みの種みたいなのを感じてまたあの痛みがくるのではと不安になりましたが、大丈夫でした。さすが麻酔。愛してる。

予定外の帝王切開へ

病院についた時点で5センチだったので、このまま今日中に生まれるかなって思ってたのですが、何時間たっても5センチから進まず。。夜21時に再チェックしてもらいましたが、まだ6センチ。

気持ち進んではいるけど、先生によると、多分もう進まないだろうと。
赤ちゃんは元気に動いているので朝まで待ってもいいけど、おそらく進まないから帝王切開してはどうかと。

帝王切開に何の偏見もないのですが、お腹を切るって怖いじゃないですか。(下からでかいのが出てくるのも怖いんですけど)

ちょっと泣きそうになりつつも、飲まず食わずで待つのも辛く、帝王切開を承諾したらすぐに準備に取り掛かってもらい、30分後にはまな板の鯉のように運ばれる私。

麻酔を追加したのもあってか、ただただ眠い。

目をあけているのがしんどい。

あと寒いのか身体が勝手にガタガタ震える。

痛みは感じないのですが、押される感覚はあるので赤ちゃんを押し出すためにぐいぐいお腹を押されるのが気持ち悪かったです。

赤ちゃんは出てきてもすぐには泣かずどこかに運ばれていき、産後1分くらいで泣き声が聞こえてきました。嬉しい気持ちはもちろんあったのですが、とにかくだるくて、興奮する旦那に返事する気力もなく目をつむっていました。

後処置をしている間に旦那だけ呼ばれ、後から聞いた話では、身長体重を測ったり、記念の足形を取ったりするのを見学させてもらったようです。

処置が終わった私は別の部屋に連れていかれ、赤ちゃんと対面。
この部屋は帝王切開後のお母さんが2時間程を過ごす部屋で常に看護師さんが近くにいます。

既に旦那が赤ちゃんを抱っこしていたのにイラッ。でもよく考えたら最初に抱っこした人って看護師さんだと思うから旦那は2番目なわけで、1番じゃなかったら対して意味もないわけで。

私も赤ちゃんを抱っこさせてもらい、出ているかわからない初乳をあげてしばらく寝落ちしたり、ボーっとしたりしていました。

繰り返しですが、本当に眠かった、、笑

母子同室のお部屋へ

何事もなく2時間を過ごし、自分の部屋へ。陣痛中に待機していた部屋とは異なりました。

運ばれていく途中で、なぜかベルを鳴らすように言われだるい身体を起こしてベルを鳴らしました。意味がわからなくて「なにこれ?」って聞いたら、看護師さんも笑いながら「ベルだね」って。

調べたところアメリカでは、治療完了のベルを鳴らす習慣があるみたいですね。(全然治療完了してないけどね!)

しばらくしたら赤ちゃんが運ばれてきました。そこから、たまに検査やお風呂で看護婦さんが連れ出す以外基本的に母子同室でした。

夫も泊まり込みOK。

絶食だったので軽くご飯を食べてから、赤ちゃんは夫に任せてとりあえず睡眠。
朝起きたら夫は猫の餌やりとシャワーのため一時帰宅。

出産翌朝の食事、、正直イマイチでした。笑

土壇場で近い方の病院に変えたわけですが、近いので夫も家に帰りやすかったのはよかったです!

産後

帝王切開の傷は横に12センチ。意外に小さくてびっくりしました。
場所は、セクシー大人パンツはいたらちょうどゴムが当たるライン。

綿パンはいたら完全に隠れます。

ケロイドなくふさがったのもあるかもしれませんが、私は全く気になりません。
もちろん完全に消えるわけではなく傷があるのはわかるのですが、自分でもあんまり見ないし、ましてや他人に見せる事なんてまずないし。

一度帝王切開になった女性は、その次の子も帝王切開になることが多いそうなのですが、その場合、予定帝王切開になるので陣痛を体験することなく、予定日の1週間ほど前に入院し、麻酔をしてもらって手術になることが多いそうです。

陣痛をもう一度体験するのは怖いので、アリだなー。笑

傷はもちろん痛くって、電動リクライニングなしでは起き上がれないしトイレに歩くのもやっと。背筋を伸ばして立つ事すらできず、座ったり寝転んだりしたら最後、起き上がれない。

ベッドから起き上がるときには、中途半端な姿勢で痛みを感じ、寝転べないし起き上がれない、このまま死んじゃう!!!って思うことも多々ありました。笑

幸い、アメリカでは遠慮なく強めの痛み止めをくれるのでそれでなんとか、、

日常生活もやっとなのに旦那がはっちゃけて、人を呼んだり、赤ちゃんを連れ出そうとするのがすごい迷惑だったなあ、、、あと予定日1週間前にBOYS NIGHTとか行って飲みにでかけたのも信じられなかったなあ、、遊びに行きたいなら今行ってって1カ月前から言ってその時にはでかけなかったのになあ、、

妊娠中~産後の気になった行動・言動は忘れないって本当なんだなあと思います。
男性のみなさん、お気をつけて、、

最低限、奥さんが3食食べているかちゃんと確認してあげて。。

私は無理をした結果、傷の治りが悪く、ER受診から1日入院するはめになりました。
傷を開いて中をみられたので痛かったよぅ、、

ERに行ったはなしはまた次回。

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